こんにちは!そらぽっぽです^^
今回は「時制 第2回」ということで、前回よりも少し具体的にみていこうと思います!
前回説明した通り
時制のルールは以下の2つです。
①時制をスキップできない。(2文以上)
②主文と時間のずれがない時は、主文に時制を合わせる。
今回は「時制のルール① スキップ不可」
という点を深堀りしていきます。
時制のスキップとは?
前回の復習もかねてもう一度表を見てみましょう。
左から右に向けて時間が進んでいます。
基本的に接続詞などでつながって、2文(2節)以上あるときに「時制を跨いではいけない」
ということです。
もう少し言えば、
「隣り合った2つの時制しか使えない」とも言えます。
分かりづらいから例で確認してみよう!(笑)
時制が隣り合っている例文
例文①
I think I made a good choice.
「私はいい選択をしたと思っている。」
👆の例では「現在形」と「過去形」の2つの時制が出てきています。先ほどの時制の表を見ても、この2つは隣り合っていますね。
なので、この表現はルールに従っているといえます。
例文②
I noticed that I had lost my phone.
「私はケータイを失くしたことに気が付いた。」
👆の例では「過去形」と「大過去(過去完了形)」の2つの時制が出てきています。先ほどの時制の表を見ても、この2つは隣り合っていますね。
なので、この表現もルールに従っているといえます。
具体例で時制を理解しよう!(手順紹介)
では、次は「ルール」だけではなく、主文も意識しましょう!
まず考える手順は、以下の3つです。
①メインの文(主文)はどちら(think / made)か。
②2つの文の時制が同じか違うか確認。(動作が同時に起こりうるか)
時制が同じ(現在形) → 現在形ならそのまま書くだけ
上記の現在形以外/時制が違う/同時に起こらない → 手順③へ |
③「時制の一致 or 時制をまたぐパターン」を判断。
↓
主文の方が「時制が前」→時制の一致 主文の方が「時制が後」→時制をまたぐ |
例文1
I think I can win the game.
「私はその試合に勝てると思う。」
手順① メインの文確認
“I think I can win the game.” の場合
メインの文(主文)は、”I think” の方です。
手順② 2文の時制の確認
主文:I think → 現在形 補助文:I can → 現在形 |
なので、どちらも時制が同じ。
さらに「思う」と「勝てる」も同時にできるのでOK!と判断
したがって「手順③」へは進まず、そのまま書くだけなのでこの文は合っていると分かります。
例文2
I noticed that I had lost my phone.
「私はケータイを失くしたことに気が付いた。」
手順① メインの文確認
“I noticed that I had lost my phone.” の場合
メインの文(主文)は、”I noticed” の方です。
手順② 2文の時制の確認
主文:I noticed → 過去形 補助文:I had lost → 大過去 |
なので、時制が違うと判断。
さらに、「気づく」と「失くす」では同時に起こることは不可能。
「手順③」へ進みます。
手順③ パターンを判断
主文:I noticed → 過去形 補助文:I had lost → 大過去 |
これは間違いと気づきますか??
「”noticed” と “lost”どっちも過去形!
手順②で終わり―」
ってやらないでね!!(笑)
必ず「同時に起こりうるか」を考えましょう!
そうすると、大過去を使わないと無理だなと分かります。
過去完了形は要注意!
上の例文②で出てきた「大過去(過去完了)」は少し注意が必要です。
過去完了は、「過去よりも前の出来事」を表す際に使用します。
また、今回のメイントピックでもある「スキップ」のことも考慮すると、ある1つの条件が浮かび上がってきます。
それは
「過去完了は過去形と一緒にしか出てこない」
ということです。
理由は、「過去完了が隣り合っているのは過去形しかないから」です。
現在形と一緒に出てくるのはルール違反です。
さらに、1文だけだったとしても、「過去よりも前の文」をいきなり言うことはないのでありません。
過去形の文章があってこその、「過去よりも前の文」です。
過去完了があるときは必ず、過去形の文があると覚えておきましょう!
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回の内容は割とまとめるのが難しかったです(笑)
時制に関しては、実際の問題で触れるのが一番効率的です。まずは自分で練習してみて、分からなかったら「この記事」を見返して確認してください^^
最後におさらいだけしましょう!
・時制を跨いではいけない!(隣り合った2つの時制しか使えない)
・「ルール」だけではなく、主文も意識!
・時制の確認事項を覚える!
①メインの文(主文)はどちら(think / made)か。
②2つの文の時制が同じか違うか確認。
③「時制の一致 or 時制をまたぐパターン」を判断。
|
たくさんあってややこしいですが
しっかり理解できるまで練習しましょう!
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